会計事務所博覧会レポートREPORT

会計事務所博覧会2019のご報告

「テクノロジーの進展でつかむ、会計業界の未来」をテーマに、2019年10月17日、18日に開催した「会計事務所博覧会2019」。
この博覧会は、全国から会計事務所、税理士の方々が、新しいIT情報や会計業界のトレンドを求めて来場される国内随一の業界イベントです。
年々イベントの質や規模が向上し、6回目を数えた今回は、過去最高の来場者数および出展者数を記録することができまして、誠にありがとうございます。

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会計事務所の発展と成長のためのノウハウやコンテンツを集結させた業界唯一のイベント「会計事務所博覧会」。とくに今回は、消費税軽減税率のスタート直後とあって、業務効率化・生産性向上を実現させるクラウドシステムやAI、OCR、RPAなどのツールが人気を呼び、これからの会計事務所のあり方のヒントが得られる絶好の機会となりました。
来場者アンケート(約200通)でも、回答者の6割以上が「期待以上・ほぼ期待通り」と回答し、「これからの会計業界の未来と今やるべきことが解明になり、有意義なイベント」との評価も目立ちました。

最先端の情報・ノウハウを一挙公開しました今回の博覧会の様子を、写真でご紹介いたします。

出展社ブース

今回の出展企業は過去最大の36社に。開催時期が消費税・軽減税率のスタート直後とあって、複雑化する会計業務を乗り切るための情報や効率化のツールが関心を集めました。

とくに、厄介なのはキャッシュレス・ポイント還元を組み合わせた際の消費税・軽減税率の実務対応。これまでの単なる税率アップとは異なり、複数の消費税率を一気に扱う複雑で手間がかかる業務となるだけに、対応策を検討する前向きな姿勢が目立ちました。
さらにそれに関連し、AIで記帳作業を自動化するツールなど、入力作業の負荷が会計事務所にのしかかってくる現状を打破するための最新ツールが注目の的となりました。

また、昨年からさらに進化したクラウドや仕訳の自動化等に対応するITツールをはじめ、業務効率化を実現する様々なサービスや商品等についても、出展企業ブースでのデモンストレーションや説明を真剣に聞く姿が会場内のあちこちで見られました。ご来場者からは、「システムやサービスの比較検討が行えるイベントは貴重」という感想も聞かれました。

このほか、ブースデザインの装飾に凝った展示や最新のデジタルサイネージによる演出など、イベントの華やかさが昨年より格段に増しました。

セミナー風景

会計博でしか聞けない集中セミナー。業務の効率化に利用できるサービスや、クラウド、RPAといったテクノロジーを会計業務へどう活かしていくのかなど、興味深いセミナーやパネルディスカッションが行われました。

初日の「どうする!? 軽減税率+ポイント還元による実務対応」のパネルディスカッション。パネラーの富士通(株)マネージングコンサルタントの鹿島一紀氏が、事務運用だけでは回避不能な様々な仕訳が発生することへの事務処理の効率化等について、問題提起がなされました。
また、混迷の軽減税率&ポイント還元を顧問先にどう説明し理解を求めていくかについても、熱い議論が交わされました。

さらに消費税関連では、「複雑化する会計業務を乗りきる"スゴ技"」をテーマに、コンビニのレシート処理と仕訳方法等について、即効性があり負担を掛けずに効率よく作業を構築していくための事例が紹介されました。このほか、飲食業の顧問先に対する消費税の指導実例なども熱心にメモを取る姿が目立ちしました。

2日目は、今年業界を賑わした「RPA」をテーマしたパネルディスカッション。最もホットな話題の「RPA」自動化ロボットを全方位から徹底分析した。業界動向から見るRPAの現状や事務所の現場で活用する事例を紹介しながら、導入方法をはじめ費用やメリット、業務改善効果など、業務に役立つRPA自動化ツールの最前線を紹介。働き方改革が本格化する中、RPAで自動化できる会計事務所の業務について、分かりやすく整理したディスカッションは大いに関心を集めました。それを象徴するかのように、RPAのテーマは、アンケートでも次回聞きたいテーマのトップに挙がりました。

このほかのパネルディスカッションも会計博独自の視点で開催。「人材戦力化に向けた!多様性時代の採用計画と育成コンセプト」や「オンライン融資“元年”新たな金融サービスと顧問先支援のあり方」、「在宅(テレワーク)活用と会計業務」は、他では絶対に聞けない内容とあってほぼ満席状態となり、会計事務所のあるべき働き方にヒントを提供しました。

おかげさまでほとんどのセミナーが定員いっぱいとなり、大型モニター前の特設視聴スペースでも多くの方に見ていただきました。

「特設コーナー」

今回、会場内に設置しました特設コーナーでは来場特典として「プロフィール写真 撮影体験コーナー」も常設。

先生ご自身のプロフィール写真を無料で撮影。プロのカメラマンがアングル、ポージングをやさしく指導。写真データはFacebookやブログ、事務所案内等にご活用できることから、大いに人気を集め、時には整理券を配るほど盛況を極めました。

ミニセミナー

2日間にわたり、計4回の「ミニセミナー」を開催しました。ほとんどのセミナーは立ち見状態となるなど、大盛況となりました。「紙からデジタルへ―今どきのスキャ―活用術」「消費税データ入力効率化『レシートQR』を徹底検証「『RPAロボット』はこんな仕事もこなします!」「源泉税の請求書もクラウドで自動化!」のご紹介など、テクノロジーの変化と会計業務の進展を肌で感じ取っていただける企画をラインナップ。いずれも会計業務と密接な関係がある旬なテーマだけに、立ち止まってセミナーを聞かれる来場者が目立ちました。

会計事務所決算品質大賞

全国の会計事務所が決算書作成の腕を競う、第6回「会計事務所決算品質大賞」コンテスト。

今年は、東京・多摩市で開業するさきがけ税理士法人(旧:黒川税理士事務所)の程内健太氏(写真中央)が優勝、また、同税理士法人の劉 娜さん(写真左)が準優勝した。さきがけ税理士法人の優勝は昨年に引き続き2度目で通算3回。今回、1位と2位は満点で、最終的に提出スピードの差となった。3位は初出場の税理士法人廣木会計社(大阪・大阪市)の森理記氏(写真右)。受賞された方々、おめでとうございました。

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